私のおしりはハーレーである。
私のおしりは、ハーレーである。
そう、あのバイクのハーレーだ・・・。
訳が分からないだろうが、私のおしりはハーレーになってしまったのだ。
ことの始まりはこの記事を見てほしい。
私は「痔」で手術をしている。
幸いなことに「痔」による痛みからは解放され、あの悪夢のような毎日を過ごさずに済んでいる。
問題発生!
しかし、そこで大変なことが起こった。
手術をしてから、おならを「スカす」ことができないのだ。
少し汚い話になって申し訳ないが、本人にとっては一大事である。
トイレの個室に入った時も、静かに事を済まそうとしても、トイレ内に大音響が響き渡ってしまう。
「ズドドドッ!」
あのハーレーのエンジン音のような、重厚な音が・・・。
少しづつ出せば良いのではないかと思うかもしれないが、
「ズ、ド、ド、ド」
エンジン音が小分けになるだけである。
「痔の手術」と「ハーレー音」との因果関係は私にはわからないが、なった時期と手術した部位を見ると、おそらく関係があるのだろう。
私は悩んだ。これでは外では恥ずかしくて用を足せないではないか。
考え方の転換
しかし基本的におなかが緩い私は、外で用をたせないのは死活問題である。
私は考え方を変えるようにした。これは「痔」による、あの壮絶な痛みと引き換えに得た、言ってみれば勲章のようなものだ。と・・・
何も恥ずかしいことはない。ハーレー好きは、あの重厚感のあるエンジン音に惹かれる人がほとんどだ。そのエンジン音を手に入れられるのは選ばれた人間だけである。
それからはハーレー音についてはあまり気にならなくなった。今では家でも外出先でも、当然の配慮はするが、それほど気にせず爆音を轟かしている。
更なる問題
しかし、さらに問題は起きた。
子供のおならも「ハーレー」になったのだ。
私ほどではないが、「ぶぼぼぼ!」50ccクラスである。
なぜなんだ!子供は手術なんてしていないぞ!
そうか、私の真似をしているんだ!
気づいた私は急に子供がいとおしくなった。
子供は親の真似をするものである。私のハーレーも子供にとったら、真似をする対象なのだ。
私は子供に、私は手術をしてハーレーになってしまったこと、お外でわざとにそんなおならをしてはいけないことを教えた。
それでも、我が家には今、二台のハーレーが走っている。